「普段見る事の出来ない風景」

当社は現在「北近畿豊岡自動車道」の今回の延伸区間における豊岡道路佐野地区無散水融雪設備新設工事を施工しており、今秋の開通に向けて鋭意施工中であります。そこで今回普段見る事が出来ない、無散水融雪設備の建設現場をお見せしたいと思います。

皆さんはそもそも無散水融雪設備をご存じですか?この写真は現在施工中の、佐野地区の橋梁部分に配管を敷設している様子です。橋の車道部分には、このように放熱管が綺麗に並べられ敷設されます。この配管は深さ50~150mの垂直ボーリング孔の地中熱交換器と繋がっていて、中に注入される不凍液を介し地中熱を採取して道路舗装下で放熱されて、道路上の積雪や凍結を防ぎます。

その後放熱管の保護として特殊なコンクリートで埋めてしまいます。道路上に散水されていて、積雪や凍結を防いでいる場面は、よく見られるでしょう。ですが、無散水融雪設備の稼働状況は見る機会は無いでしょう。何故なら、可動部は埋まってしまうからです。無散水融雪設備は字の通り、水を撒かない方法で、積雪や凍結から私たちを守ってくれるのです。

普段何気なく走っている道路は、実はこのような仕組みが隠されているのですよ。

ご安全に!!

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