北近畿豊岡自動車道、歌道谷トンネル坑口において、業界初の試みとなるロングスパン一体化放熱管の設置を行いました。25m区間の放熱管取替を夜間の限られた時間の中でどのように行うのか、試行錯誤の末この施工方法を計画しました。
発注者様に承諾をいただき、採用されたこの前代未聞の施工方法。大型クレーンを使用し、全長25m幅3.5mに一体化された放熱ユニット配管を吊り上げるさまは、圧巻です!!
夜間のみの通行止め期間にて行われた、驚きの施工方法をご紹介します。
1日目の既設舗装の取壊しと、中に埋設されている、既設放熱配管撤去の様子。その日は、一度舗装仮復旧を行い、早朝道路開放。
施工2日目。1日目の舗装仮復旧の再取壊しを行うと同時に橋梁の下では、現地製作された放熱管の吊り上げ準備が進められます。
そしてメインイベント!「天秤」とよばれる吊り具で、折れや曲がりが発生しないように、平衡に保ちながら、放熱管をゆっくりと吊り上げていきます。
無事路面上に着地しました。一体化放熱管を正確な位置に据付し、道路規制が終わるまでに車両が走れるよう舗装本復旧作業が始まります。
この大がかりな施工が、遅滞なく完了しました。
こうして日中に限らず、夜間の道路上でも限られた条件の中で、様々な施工が行われているのですね。皆様の快適な通行の一助になれましたら幸いです。
ご安全に!!
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