昨年11月のブログにて、融雪設備の散水テストについて掲載しました。その際ドローンでも作業状況を撮影しているので、今回その様子をご紹介します。
当社が保守点検を行っている道路散水融雪設備は、兵庫県美方郡香美町日影の笠波峠から京都府福知山市夜久野町高内の夜久野峠までの約42kmの中に、10箇所以上設置してあります。いずれの場所も積雪等があれば交通に多大な支障をきたす所であり、確実な運転が求められています。そのため各施設それぞれ昼夜問わず試験と修繕を行っています。
それでは国道9号線の北西(鳥取県)側から順に見ていきましょう。
笠波消雪設備。県内有数の豪雪地である笠波峠に設置してあります。左写真の奥が湯村温泉方面。右写真の手前が左写真の続きです。
福岡消雪設備。笠波峠から南下して直ぐにあります。写真左から右奥へ進むと、道の駅ハチ北があります。
八井谷消雪設備。道の駅ハチ北(写真左上)前から但馬トンネル(写真右上)まで、急勾配の坂道となります。トンネルを抜けると養父市に入ります。
八木谷No.1、No.2消雪設備。左上の但馬トンネルを抜け、右写真の先のループ橋に向かって長い坂道が続きます。
関宮No.1、No.2消雪設備。ループの中に建物が建つ特徴を持つ橋です。写真右下から左上に向かって下っていき、右写真の下に繋がります。この先も約2kmの長い坂道が続きます。笠波峠から続いた消雪設備はここで一旦終了します。
朝倉消雪設備。当社のすぐ近く、南但馬トンネル抗口に約800m設置してあります。この道路が開通した際に当社がこの設備を新設施工しました。余談ですが、道路左側の山で起きた土砂災害の復旧工事に対して、令和2年に農林水産大臣より表彰を頂戴しました。
和田山消雪設備。朝来市和田山町の新和田山トンネル抗口から円山川に架かる和田山大橋に設置してあります。左写真の奥が国道312号線と交わる一本柳交差点です。
金浦消雪設備。夜久野峠の兵庫県側にあり、県内最後の散水設備となります。また別途改修工事を行っており、それのお知らせも毎月アップしているのでご覧下さい。
夜久野消雪設備。夜久野峠の京都府側にあります。管轄機関が兵庫県側は近畿地方整備局豊岡河川国道事務所、こちらは福知山河川国道事務所と別々になりますが、一つの道路であるため一体的な運用がなされています。
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